「FoneLab」はソフトの名前っぽいんですけど、シリーズ名なんです。
FoneLabには、以下の3つのソフトがあります。
- FoneLab iPhoneデータ復元
iPhoneから削除されたデータを復元する - FoneLab iOSシステム修復
iPhoneのエラーを解決する - FoneLab iOSデータバックアップ&復元
iPhoneとパソコン間でデータをやり取りする。(特定のデータを指定して)
※iPhone以外にも、iPad、iPodでも利用できます。
※Android版のFoneLab
どれもできることは違うんですが、モバイル系のソフトということで、FoneLabというシリーズ名がついているようです。
このページでは、FoneLab iPhoneデータ復元、FoneLab iOSシステム修復の2つのソフトを紹介します。
FoneLab iPhoneデータ復元
FoneLab iPhoneデータ復元は、iPhone、iPad、iPodから削除したデータを復元するツールです。
このソフトはAiseesoftの中でも特に人気ソフトのようで、公式サイトでもトップに出てきます。
例えば、うっかり写真を消してしまったり、iPhoneが水没して壊れてしまったり、パスコードを忘れてしまったり、初期化してしまったり……
そんな状況でもPCと接続することさえできれば、データを復元できるツールです。
(状況によってデータの復元ができないこともあるようです)
FoneLab iPhoneデータ復元のインストール
「FoneLab iPhoneデータ復元」には体験版があります。
自分のパソコンで動作するのか不安な方は体験版を利用してみるのがいいでしょう。Windows版だけでなく、Mac版もあります。
インストール方法は至ってシンプルです。
とくに考えずに「次へ」ボタンをクリックして進めていけば問題なくインストールが完了します。
今回はMac版のレビューをします。
ポイント
運がいいと、割引購入可能な画面が表示されます。
一度ページを閉じると再度表示することはできなかったので、動作を確認できたら割引画面から購入しましょう!
FoneLabのUIと概要
ソフトのホーム画面から「iPhone データ 復元」「iOS システム 修復」「iOS データ バックアップ & 復元」の3つから選択が可能になっています。「iPhone データ 復元」をクリックしましょう。
シンプルなUIで日本語表記もされているので、操作方法もわかりやすいです。
なんだかあまりにシンプルすぎて、大丈夫かなと思っちゃうレベルですが、とりあえず、ガイド通りにiPhoneと接続していきましょう。
体験版では、
- フルサイズでの写真のプレビュー
- 各カテゴリーの最初の3つ以外のプレビュー
- 実際の復元の実行
はできないようになっています。
ファイルの復元は見れるけど、実際に復元はできないわけですね。
試用版で復元が可能か確認して、復元ができる(プレビューできる)なら購入という流れです。
対応デバイスは、
iPhone:iPhone X、iPhone 8 Plus、iPhone 8、iPhone 7 Plus、iPhone 7、iPhone SE、iPhone 6s Plus、iPhone 6s、iPhone 6 Plus、iPhone 6、iPhone 5s、iPhone 5c、iPhone 5、iPhone 4S、iPhone 4
iPad:iPad Pro、iPad Air、iPad mini 4、iPad mini、iPad
iPod:iPod touch 6、iPod touch 5、iPod touch 4
ナイス
今後も、アップデートで新機種に対応すると予想してます。
iOSデバイスから削除されたデータを復元
iPhoneを接続すると、デバイスが認識されるので、「スタート」をクリックしてスキャンを開始しましょう。
ポイント
復元できるデータは、
- テキストメッセージ
- iMessages
- 連絡先
- 写真
- メモ
- 通話履歴
が可能です。
ナイス
イマイチ
具体的に復元可能なデータは以下になります。
メディア:「カメラロール」「フォトストリーム」「フォトライブラリ」「App写真」「Appビデオ」「Appオーディオ」。
メッセージや連絡先:「メッセージ」「メッセージ添付ファイル」「連絡先」「通話履歴」「ボイスメール」「WhatsApp」「WhatsApp添付ファイル」「メモ」「カレンダー」「リマインダー」。
その他:「ボイスメモ」「Safariブックマーク」「Safari履歴」「Appドキュメント」から選択可能になっています。
削除したメディアデータの復元
今回は実際にスクショした写真を削除して、復元ができるか試してみました。
当サイトをスクショした画像を用意し、iPhoneから写真データを削除して、実際に復元できるかを実験してみます。
ということで、削除した写真データはコレです。
iPhoneとPCを接続して、スキャンを開始します。
デバイスの分析中。
解析が完了すると、ずらーっと画像が表示されました。
削除したばかりの画像なので、下の方にスライドさせていくと……ちゃんとありました!!
体験版なので、拡大プレビューできませんが、しっかり復元ができそうです。
ポイント
削除したメッセージデータの復元
もう一つ削除したデータ復元を試してみましょう。
今回は「メッセージ&連絡先」からメモデータの復元を試してみました。
メモデータはiPhone上から削除しても、『最近削除したデータ』としてiPhone上に残ります。
これを完全削除して、「FoneLab iPhoneデータ復元」で解析してみます。
すると、削除されたメモが表示されました。
今回は赤字で表示され、上のフィルター「削除された項目だけを表示する」にも表示されました!!
結果として、「メディアデータ」「メッセージ&連絡先」の削除されたデータの復元は問題なくできることがわかりました。
1つ1つのデータを選択して、復元できるのは嬉しいですね。
iTunesバックアップから復元
「FoneLab iPhoneデータ復元」にはPC上のiTunesのバックアップからデータを復元することができます。
暗号化などをされて鍵がかかっているバックアップデータに関してはパスワードが必要になります。
バックアップデータから個々のファイルを選択して、復元できるのが強みですね。
iCloudバックアップから復元
iTunesバックアップだけでなく、iCloudバックアップからもデータを選択して復元することが可能です。
こちらも個々のデータを選択して復元できるのが強みといえます。
FoneLab iOSシステム修復
「FoneLab iOSシステム修復」はiPhoneやiPad、iPodをパソコンに接続することで、フリーズ、リカバリモードを修復してくれるソフトです。
FoneLab iOSシステム修復のインストール
「FoneLab iOSシステム修復」のページからは体験版のダウンロードはできません。
「FoneLab iOSシステム修復」の体験版は「FoneLab iPhoneデータ復元」から利用可能です。
自分のパソコンで動作するのか不安な方は体験版を利用してみるのがいいでしょう。Windows版だけでなく、Mac版もあります。
インストール方法は至ってシンプルです。
とくに考えずに、「次へ」ボタンをクリックして進めていけば問題なくインストールが完了します。
以下Mac版のレビューですが、Windows版も機能的には変わりません。
ポイント
運がいいと、割引購入可能な画面が表示されます。
一度ページを閉じると再度表示することはできなかったので、動作を確認できたら割引画面から購入しましょう!
FoneLabのUIと概要
シンプルなUIで日本語表記もされているので、操作方法もわかりやすいです。
体験版では実際に復旧することはできませんが、デバイスの異常を解析することができます。
対応デバイスは、
iPhone:iPhone 8/8 Plus、7/7 Plus、SE、6s/6s Plus、6/6 Plus、5/5s/5c、4/4S、3GS、1G
iPad:iPad Pro 12.9-inch、9.7-inch、iPad Air 2、iPad Air、iPad 4th generation、iPad mini 4、iPad mini 3、iPad mini 2
iPod:iPod touch 6th generation
になります。
イマイチ
購入前に公式サイト
iOSデバイスの異常の原因と改善策
『iOS システム修復』では以下の状態のiPhoneやiPadの修復をしてくれます。
- リカバリーモード
- DFUモード
- ブルースクリーン
- リンゴループ
- ヘッドフォンモード
- フリーズ
- iPhoneが動かない
- 再起動ループ
- その他の状況
ポイント
リカバリーモード
リカバリーモードはiPhoneに問題があった場合、出荷時の状態に戻すよう促される画面です。
「iTunesと接続してくれ」という画面になります。
このモードが起きる原因は、『落下による損傷』『水の浸食』『バックアップ中やアップデート中のバッテリー切れ』など様々です。
この画面自体はそこまで問題ではないのですが、強制的に初期化が必要になる状態なので、バックアップをとっていないとこれまでのデータが全て白紙状態になってしまいます。
DFUモード
Device Firmware Update(ディバイスファームウェアアップデート)の略。
強制的にアップデートをさせるため、リカバリーモードと似ていますが、こちらは画面が真っ暗になります。
基本的にはDFUモードを自分で起動しない限りはこのモードになることはありませんが、こちらも改善には初期化が必要になるため、バックアップをとっていないとこれまでのデータが全て白紙状態になってしまいます。
ブルースクリーン
iPhoneを操作しようとすると、青、白、黒など単一色しか画面表示されなくなる現象です。
このモードが起きる原因は、『落下による損傷』『ソフトウェアの損傷』『アップデート不具合』『ウィルス』など様々です。
再起動しても、治らない場合は、こちらもリカバリーモードから復旧をするしかありません。
こちらも他と同様、強制的に初期化が必要になる状態なので、バックアップをとっていないとこれまでのデータが全て白紙状態になってしまいます。
リンゴループ
iPhone起動時に表示されるリンゴマークだけが永遠にループする現象。
このモードが起きる原因は、『アップデートの失敗』『強制終了の繰り返し』など様々で公式的にもよくわかっていないらしいです。
この場合は、iTunesと同期しても治らないケースが多いので、最終的には修理店などに持っていかなくてはいけません。
お金もかさみますし、初期化される可能性が高いので、バックアップをとっていないとこれまでのデータが全て白紙状態になってしまいます。
ヘッドフォンモード
イヤフォンをジャックに挿していないのに、「音量」と表示されるところが「ヘッドフォン」になり、コレが常に画面上に表示される現象。
このモードが起きる原因は、『水没』などによる、イヤホンジャック部分の不具合が多いよう。
再起動してみたり、イヤフォンジャックを付け外ししてみたりしても改善されない場合は、初期化が必要になります。
フリーズ
その名の通り、画面が固まってしまう現象。
このモードが起きる原因は、『使用アプリの問題』『ソフトウェア不具合』など様々です。この現象は私も起きたことがあります。
強制終了したり、そのまま放置してバッテリー切れを待ち、再起動すれば直ることが多いですが、それでも治らない場合は、初期化が必要になります。
iPhoneが動かない
iPhoneのロックナンバーを忘れてしまい、ロックが解除できない状態です。
自分のiPhoneなのでロックナンバーを忘れることはないと思いますが、通常はバックアップの復元をすることで解除することが可能です。
もちろんですが、バックアップをとっていないとこれまでのデータが全て白紙状態になってしまいます。
再起動ループ
リンゴループにも似ていますが、こちらはiPhone再起動とクラッシュがループする現象です。
iPhone7シリーズなどで一時期問題になり、Apple側も初期不良対応をしたことがあるようです。
このモードが起きる原因は、『使用アプリの問題』『経年劣化』『製品不良』など様々です。
製品自体に不良がある場合はAppleに持ち込むしかありませんが、それ以外は初期化をすれば改善可能です。
iOSシステム修復のメリット
『iOS システム修復』は上に紹介した異常をソフトと接続することで改善してくれます。
『iOS システム修復』の最大のメリットは、データ損失なしで復帰できることです。
また、ただ接続して、スキャンを行うだけなので、iPhoneの知識がなくても誰でもできるというのもありがたいですね。
ポイント
・解除されたSIMロックは、再ロックされます
iOSシステム修復の安全性について
『iOSシステム修復』には修復過程で「脱獄」という行為を行うようです。
脱獄とは、Appleが製品に対してかけている制限を解除し、その端末本来の能力を発揮させるための行為のことを指します。
違法行為ではありませんが、Appleのサポート対象外になります。
試しに自分のiPhoneを接続してみましたが、画像のように問題なしと判断されました。
今回は異常モードになっているiPhoneが手元になかったので、動作確認は行えませんでした。
今後、修復が必要なデバイスが手に入り次第、加筆していきます!!